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2019.11.14 07:37

ウイスコンシン大学短期研修プログラム報告会

                               報告者 同窓会副会長 向山 博

 大阪市立大学工学部研究科主催で、理系学生さん対象とした2週間の海外研修プログラムが今年初めて実施されました。期間は2019年9月14日から約2週間でした。工学部の学部生、大学院生対象でしたが理学部1名・生活科学部1名の方も参加され12名でした。大阪市立大学では文系の学生さん対象の海外研修のみで理系では初めての海外研修になります。ウイスコンシン大学マディソン校はノーベル賞受賞者を多数輩出するアメリカ州立大学で難関校として知られています。夢基金と学部同窓会から支援金も出ており学生さんの国際競争力を身につけて頂く大変力強いプログラムになっています。

 ウイスコンシン大学短期研修プログラム報告会は11月2日、3日の2日間行われました。2日間ともPM1時から2時までの1時間、海外研修の参加者全員の報告がありました。大学はホームカミングデーが行われていて、教養部の校庭ではイベントをしたり、屋台を出して盛り上がっていました。報告会は教養部の共通教育棟8号館3階で行われました。2日目の発表者は鍋島先生から表彰されました。

 今回の研修に参加された学生さんは、ウイスコンシン大学マディソン校の規模の大きさや設備のすごさに感動されました。大学がアメリカンフットボールの会場にもなり、ゲームがあるときは、街中がマディソンカラーの赤に染まるそうです。食堂やジムはすごい大きさで、大学内に美術館や無料で利用できる映画館もあり、湖を散歩出来たり、ステージで歌が歌えたりもします。日本語研修されている現地学生さんとの交流も出来たとの事でした。MakerSpaceでは見学したりものづくりを体験されました。車制作では車体に工夫をしたり、ラジコンを組み立てレースで競ったり、3Dプリンターやレーザーカッターなどの機具を使い作品を完成させました。更に自転車メーカーの工場見学もされました。報告会場に展示された学生さんの作品です。

 語学の勉強は、ウイスコンシン大学マディソン校ご出身の本條勝彦先生が講師でした。事前教育は5月よりスタートし100分授業を20回行われました。現地ではSara先生が講師でした。

 大阪市立大学とウイスコンシン大学マディソン校の交流は、大阪市立大学女性研究者支援室とウイスコンシン大学マディソン校の女性研究者さんとの交流がきっかけだそうです。ウイスコンシン大学マディソン校の短期研修にご同行なされて学生さんの指導にあたっておられる鍋島美奈子大学院教授もメンバーで、今回の研修にあたっては、大変ご尽力をなされました。

 長崎健研究科長・工学部長から優秀な学生さん5名が表彰されました。最優秀賞のHonjo賞は工学部都市学科の石黒陽菜さんでした。Bucky賞は4名で建築学科の増田雄太さん、理学部物理学科の瀧川将さん、大学院生活科学研究科の二宮佳一さん、機械学科の米倉開途さんが選ばれました。Honjo賞は本條先生、Bucky賞はウイスコンシン大学マディソン校のマスコット名からつけられました。

 来年度2020年度から工学部ではスカラシップ制度がスタートします。表彰制度や家庭が貧しくて海外研修に行けない、学費を免除されている教養学部1年生対象で、2回生になって、研修に参加される最優秀な学生さん1名だけに工学部から40万円が支給されます。詳しくは工学部にお問い合わせになってください。

 今回の研修のために何度もお打ち合わせされ、無事研修を成功に導かれた各学科ご代表の先生方に感謝申し上げます。

 

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